実習生のこと
山ちゃんのところには今、中国からの実習生が7名います。
1年生・2年生各2名、そして3年生が3名。
今年セイ子ちゃんが出かけたように、毎年現地で直に面接をして選ばれた
人達がやって来ます。
専用の寮で寝食を共にしながら技術を学び、働いてお給料をもらいます。
毎朝元気に「お早うございます!」
事務所に声をかけて工場へ向かう姿は、ハツラツとしていて微笑ましく
町の人気者です。
日常生活において、掃除・食事の支度は各年当番制でこなします。
一年生は一年生の分だけ、つまり二人分だから楽勝。
気になる食生活の主食は小麦粉で作った饅頭。
中に餡を入れるわけじゃないけど、お米を炊くより難しそう?
おかずは野菜炒めが多く、調味料は塩・コショウ・醤油・酢・唐辛子など。
何たって中華料理だから美味しいでしょう。
一番のごちそうはやっぱり餃子だそうで、今度レシピをご紹介いたします。
お風呂はシャワーだけ。
日本のお風呂は独特の文化なのかな?
健康面が大いなる心配事だったらしいけど、日々清潔にして美味しい
ものを食べているうちに払拭されました。
工場では出来立ての商品を味見できるし、寿都の美しい自然と気さくな
人々のおかげも大きいそうです。誰もホームシックにかからないとか。
因みに大根とにんにくは生でボリボリ食べるのも健康の秘訣でしょう。
休日の楽しみは寝ることとショッピングで、いずこも同じ。
畑で野菜などを作って収穫する楽しみもあります。
娘のように可愛がってもらっている職場の人達の家へ遊びに行くのも
楽しみだし、遠くの町まで連れて行ってもらえる日が決まると嬉しくて
眠れません。
偉いことに、日本語は4ヶ月ほど勉強をして来るので ある程度の会話が
できますが、工場の専門用語などではやはり苦労があるそうです。
そんな中で、コミュニケーションが上手く行くのが何より嬉しいこと。
同じ国の人間同士でも上手く行かない場合が多いですから…
日本に来て一番驚いたことは結婚で女性の姓が変わることだって。
そして畳。 他国にはありません、確かに。
安定した収入を得るために はるばるやって来るのだけれど、3年間で
お互いに情が移ります。
別れの日は山ちゃんも泣く、娘をお嫁に出す父の心なのです。
沢山の良い思い出を作って帰国し、別の人にバトンを渡す。
北海道の小さな町で、立派な国際交流が続いています。
中国なくして日本の歴史は語れません。
気負うことなく、人間愛を求め続けて世界平和を願いましょう!
あのぉ、愛を形にすれば先ず、美味しい食事ですよね。
今後も山下水産をよろしくお願いいたしまーす。


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